着物ってむずかしいを解消!着物の種類をわかりやくカテゴライズ!

着物を始めたばかりの方が戦々恐々となりやすいのが、着物の種類

言葉としては聞いたことがあるけど意味が分からないし、フリガナないと読めないし、そもそも聞いたことないし・・・

さらには同じ着物なのに呼び方がいくつもあって、もう何が何だかわからなーい!ということも・・・

そこで、今回は初心者さん向けに着物の種類をわかりやくカテゴライズしたいと思います!

着物の種類をわかりやくカテゴライズ! はじめに

そもそもなぜ着物の種類はわかりにくいのでしょうか・・・理由として大きく2つあると私は考えています

着物の種類がわかりにくい理由1つめ・・・・見る角度によって名称が異なるから

着物の種類がわかりにくい理由2つめ・・・・明確に分けられないものもあるから

同じ着物なのに呼び方がいくつもあるのは、まさに理由1にあたります

この記事では理由1を解消すべく、3つの角度から着物の種類をわかりやくカテゴライズしていきます

着物の種類をわかりやくカテゴライズ! 格の違い

そもそも格とは・・・というところですが、大辞林 第三版の解説「そのものの値打ちによってできた段階・位・身分・等級」が近いかなと思います

着物では大きく2つに分けることが出来ます

フォーマルな着物・・・礼装、正装とも呼ばれ主に式典等で着る着物。振袖(ふりそで)、留袖(とめそで)、訪問着(ほうもんぎ)などがあります

カジュアルな着物・・・普段着、おしゃれ着とも呼ばれ普段使いの着物。小紋(こもん)や紬(つむぎ)などがあります

フォーマルな着物、カジュアルな着物のさらに細かい種類については、また後日詳しく解説します!

着物の種類をわかりやくカテゴライズ! 仕立ての違い(着る季節の違い)

洋服に春物、夏物、秋物、冬物があるように、着物も季節に合わせて使う生地も仕立て(したて)方も違います

袷(あわせ)・・・裏地をつけて2枚重ねになっているもの=秋冬春物

単衣(ひとえ)・・・裏地をつけないで1枚仕立てのもの=夏の前、秋の始まりの頃に着るもの

薄物(うすもの)・・・薄く透けた生地を使って1枚で仕立てたもの=夏物

着物の種類をわかりやくカテゴライズ! 素材の違い

着物の素材といえば、一番に思いつくのが絹ではないでしょうか。実は絹以外にも着物になっている素材はたくさんあります

・・・着物の生地の代表格

綿・・・夏の浴衣でおなじみですが、着物でも使われます

・・・デザインによっては5月から10月くらいまで着れる優れものです

ウール・・・おばあちゃんのタンスに眠ってることがよくあります

化学繊維・・・洗える着物として気軽に楽しめます

着物の種類をわかりやくカテゴライズ! まとめ

着物の種類を格、季節、素材と3つの角度からカテゴライズしてみましたが、いかがでしたでしょうか?

お手持ちの着物や写真で「この着物の格はどっちだ?仕立ては?素材は?」と着物の種類あてゲームをすると、あっという間に覚えられますので是非試してみてくださいね!

着物で笑顔に!

この記事を書いた人

山﨑 直子

山﨑 直子

ヴィーナスアカデミー講師
きものカルチャー研究所認定 矢野口教室主宰
きものカルチャー研究所認定 きものコンサルタント1級/着付講師1級
日本理美容福祉協会認定 福祉車いす着付師プロコース/袴コース修了
介護職員初任者研修 修了
日本舞踊柏木流 名取(名取名:柏木 美鈴)
着物姿でのMC/アテンドの仕事も承っています